さて、「勉強ができる子どもを育てるには。」というタイトルですが、
そもそも、”勉強ができる子ども”とは、どんな子どもでしょうか。
「真面目」「計算が速い」「深く考えることができる」などなど、いろいろな要素が出てくると思います。
これらはもちろん重要な要素です。ただ、これらの要素の土台となる力とはなんでしょうか。
私は3つの力がとても重要だと思っています。
①主体性
②想像力
③暗記力
①主体性
能動性と言い換えてもよいですね。いろいろな生徒をみていても、自分から質問を持ってくる生徒とそうでない生徒では伸びが違います。自分で何を勉強すればよいか考えることができる子(たとえそれが遠回りだとしても)は、伸びます。逆に完全に受け身の姿勢だとなかなか厳しい。また、②③にも通じますが、話を聞くとき読むとき、自分なりに整理しながら処理していくことも受け身だと難しいですね。
②想像力
これはとても重要です。設問を読んで何が行われているのか自分なりにイメージする。国語の文章を読んで何のことを言っているのか理解する。数学の文章題を自分なりに表やグラフで表すことができる。すべてこの想像力です。これがないとどうなるか。すべての解法をそのまま丸暗記していくことになります。なかなか厳しいですね。
③暗記力
さきほど、丸暗記は厳しいという話をしましたが、ここでいう暗記力とは、どちらかというと短期的な暗記のことを指します。「え、短期記憶でいいの?長期記憶の方が大切なんじゃ」という意見があるのは当然でしょう。長期記憶していなければ、すぐに忘れてしまいますね。もちろんそれは重要ですが、文章を読んだり、話を聞いたりしたときに、それをその瞬間にどれだけ再現できるか、そちらの方が重要です。一定時間頭の中にとどめておけるか。これができない子が多いです。「今話聞いてた?」ということになります。
以上、ざっと書いてきましたが、ではどのようにすればよいかなど、次回から話していきたいと思います。
教室長
加藤