さて、今日は3つ目。
「問題の翻訳」についてです。
これは、学習の3つの要素の一つである「想像力」と関係してきます。
高校生で数学の問題が解けない生徒。
「パターン通りにしかできない」というケースがよくあります。
勉強もしていて、練習も積んでいるけれども、少し聞かれ方がかわると対応できない・・・
これは、問題の意味を理解しているのではなく、解き方を暗記しているためおこることですね。
もちろん、膨大な量を暗記すればある程度は対応できるようにはなります。
でも、限界があります。
そんなときどうするのか。
問題を見たとき、どんな設定で、何を問われているのか、自分の言葉で自分に説明しなおす練習を積むことです。
図や具体例を駆使しても構いません。
自分のために翻訳するということです。
これは数学だけでなく、国語でも同じ。
国語の評論文を読みながら、自分に内容を説明していくイメージですね。
自分の言葉に翻訳し終えて内容を把握してから、問題に取り掛かりましょう。
「想像力」がある人はこれができます。
無い場合は、訓練です。
どの科目でも問題の意味することを自分なりに解釈する。
常に、自分にわかるよう翻訳することで、徐々に何を問われているのか想像することができるようになってきます。
では。
教室長
加藤