新年、最初のブログですね。
改めまして今年もよろしくお願いいたします。
先日、冬期講習中のことですが、
中学1年生を教えていて、「かしこいな~」と思ったことをお伝えします。
作図の問題でしたが、確かどこかの中線を引かなければならない問題でした。
その生徒は作図の仕方が分からずしばらく悩んだ結果、何をしたと思いますか??
問題の紙を指示に合わせて折ったんです。
そして、折り目がつくので、その折り目に直線を書いたんです。
無事指示された直線が引けました。
もちろん、解答に載っている正解ではないですが、私は褒めました!!
(作図の仕方はその後教えましたよ!!)
何が素晴らしいか。
自分が知らない問題に出会ったときに、自分ができる範囲内の事を使って何とか正解を導き出そうとする姿勢、
これが素晴らしいです。
問題を解いているとき、多くの生徒は、自分が「分かる」「知っている」問題は取り組みますが、
「分からない」「知らない」問題に対して諦めがちです。
しかし、実際入試問題では、すべての問題を事前に「知っている」状態にすることはなかなか厳しいものがあります。
ましてや、勉強に限らず世の中の出来事に目を向けると、それは不可能になりますね。
大切なことは、「知っている」物事を増やしていくと同時に、「知らない」物事に対して、自分の中にあるものでどのように対処していくか。
この力が大切なのではないでしょうか。
私は塾として子供たちに勉強を教えていますが、
子どもたちには、勉強を通じて、それ以外の物事に対する接し方、アプローチの仕方も身に付けてくれれば良いなという想いで日々指導しています。
今年1年もまたスタッフ一同日々精進していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
教室長
加藤