『解き方』と『考え方』

『考え方』を身に付けるってどういうことでしょうか???
『解き方』と『考え方』はどう違うのでしょうか???

例えば算数。
分数をみてみましょう。

1/2+1/4=?

この問題、解き方を知っていれば当たり前にできますね。
解き方とは、

①通分して分母を揃える
②分子だけ足し算をする
③分母はそのまま書く

ですね。
これが『解き方』です。
では、通分の『解き方』を教えずに生徒に考えさせてみましょう。

まず、丸いケーキをイメージさせます。
実際図も書きます。
そのケーキを4等分します。
そのうち一つが1/4ですね。

ちなみに、
1/4+1/4=?
これは、図の1/4を生徒が塗ることができればOKです。

では、1/2+1/4は?

同じ4等分した図を使って1/2の色を塗ります。
そこから、ケーキ1/4を追加で塗ります。
色を塗ったケーキの部分を見てみましょう。
3つ分色がついているはずです。

ここで改めて生徒に聞きます。

1/2+1/4=?

もう3/4と答えることができます。

これが、『考え方』を身に付けるということですね。
もちろん実際は、この後に『解き方』は教えます。
『解き方』を覚えるより、『考え方』を身に付けてほしいと思いながら日々指導に励んでいます。


加藤