小学校の勉強の大切さ

新しい学年が始まり、授業もスタートしましたね。

さて、

中高生を指導していてつくづく思うこと。

小学校の勉強って大切だなということです。

小学校の勉強をきちんとこなしてきた生徒とそうでない生徒では、

中高になってからの勉強の成果(到達度)が大幅に変わってきます。


小学生のうちに身に付けてほしいことは大きく3つ。


①計算力

高校生になって数学が苦しい生徒は、圧倒的に計算力が不足しています。

別に難しい計算ではなく、単純に+-×÷の四則混合レベルでです。

分数、小数も含めた小学校範囲の計算練習をどれだけ積んだか。

とても重要です。


②漢字、言葉の知識

最近よく学校のテスト前に生物や現代社会などを教えるのですが、

多くの生徒が言葉の読み方、意味がわからず、内容が理解できないことが多いです。

各科目の専門用語ならまだしも、専門用語を説明した用語がわからない・・・

これでは、自分で勉強はしなさいって言ってもなかなか難しい。

小学生の間に、漢字を覚える習慣、見知らぬ言葉を吸収していく習慣をどれだけつけられるか。

ここで、語彙力を増やすコツを一つ。

新しい言葉に出会ったら、その意味を自分がよく使う近しい言葉におきかえてみる。

自分の言葉で言えるようにすることです。

辞書の意味を丸暗記してもなかなか自分のものにはなりません。

せひ試してみてください。


③文章を読んで状況を整理する力

主に文章題になりますが、設問を読まない生徒が多いこと多いこと。

また読んでも、解き方をそのまま真似て意味も分からず正解にたどり着くことも多いです。

もちろん後者は悪いことではないですが、大きな伸びはありません。

これは、とにかく解法を叩き込む教育側の責任でもあると思います。

大切なのは、設問を読んだとき、そこで何が起こっているのかイメージできること。

国語の読解にしても、数学にしても理科しても・・・

図や絵で生徒自身にアウトプットさせると理解しているかしていないかがよくわかります。

その土台が小学校の勉強です。

まだ簡単なうちに、状況をイメージする習慣を養えると先々楽になります。


以上3つのことを小学校の間に身に付けておくと良いですね。

①②が所謂基礎学力。③が最近話題の思考力につながるものです。


小学生の保護者の皆さん。

ぜひ、お子さんの勉強している様子を見て、上記の3つを意識してみてください。

う~んということであれば、ぜひ一度TIPにご相談ください。


教室長

加藤