子どもが塾に通う場合、講師の質は最重要！　講師の質によって成績が格段に上がります

大手Vs.個人塾

はじめに大手Vs.　個人塾で見ていきましょう（ここでいう「個人塾」とは地域に密着した小さな塾を指しており、規模が小さめの塾をひとくくりに考えていただければと思います）。

お子さまを大手の学習塾に通わせるか、または家の近くにある個人塾に通わせるか悩みどころです。大手の場合は街中にあることが多いため交通費もかかり、夜遅くに帰ってくるので心配でもあります。個人塾の場合は、家から近いけれど、どのような講師がいるのか気になりますし、大学生のバイトが片手間で教えているといった心配もあるので、決めかねている人も多いと思います。そこで、大手と個人塾の良いところと残念なところを見ていきましょう。

大手のメリット・デメリット

大手のメリット

大手のメリットは講師がしっかりとしていて、安心してお子さまを通わせられます。また、教科ごとに優秀な講師が在籍している場合が多く、場所によってはライブ放送で有名な講師の授業を日本中で受講できます。

一緒に学んでいる仲間たちも、偏差値の高い進学志望校で、学力レベルが高い生徒が多いのでライバル心も芽生え、やる気も出るでしょう。テキストもしっかりしており、毎年の過去問の傾向を優秀な講師がしっかり分析し、受験対策は塾に通うだけで十分なほどです。

大手のデメリット

しかし大手でも残念なところもあります。大手の場合はどうしても生徒数が多く、画一的なカリキュラムの場合が多いので、生徒のレベルに合わせたきめ細やかな指導ができない可能性もあります。講師やカウンセラーがある程度のフォローアップを行うと思いますが、自分に合わないカリキュラムで進められてしまった場合にはやる気を削いでしまう結果にもつながります。

また大手の塾は家から遠い場合があり、交通費や時間、そして夜にお子さまを一人で外出させる不安もあるでしょう。

個人塾のメリット・デメリット

個人塾のメリット

何といっても個人塾のメリットは、地域に根差しているためにその多くが家の近くにあるところです。そのため通学時間がかからず、帰りもそれほど遅くなる心配はないでしょう。また大手に比べると少人数制なので、きめ細やかな指導が期待できるところも大きなメリットです。

少人数制なので、完全個別指導ではない場合でも1人の講師に対して、生徒が2、3人の場合もあるかもしれません。また人数が少ないことから自然と講師と生徒も仲良くなり、アットホームな雰囲気の中で学ぶことができます。

個人塾のデメリット

もちろん個人塾のデメリットもあります。まず、講師の質が良いところと悪いところがはっきりしていることです。個人塾でもピンキリですが、最悪なところだと講師が1人で全ての教科を教えている場合もあります。

お子さまの志望校のレベルにもよりますが、中堅レベルなら基礎をしっかりと押さえれば何とかなりますが、偏差値が高いところだと、基礎は当たり前で応用問題を主に出題しているので1人の講師で全ての教科に対応するのは難しいでしょう。

講師の質は学力に影響するのか

学習塾に通う上で何よりも重要なことは、講師の質です。講師が良いと、お子さまの成績のアップにつながり、それに伴い学習へのモチベーションが上がり、さらに成績アップといった相乗効果が期待できます。

講師の授業の仕方はもちろんですが、いかに受講者に分かりやすく説明するか、興味を持ってもらい、自主的に勉強するようになるかも講師の質によります。

また講師のキャラクターも重要で、子どもたちが「この人みたいな大人になりたい」などと思える人間的な魅力も重要です。優秀な講師が集まっている学習塾はもちろん月謝も高いです。それ以上に生徒のモチベーションアップや、成績アップにもつながるので、多少高い月謝を払ってでも優秀な講師がいるところ、興味が湧く講師がいるところ、面白い講師がいるところを選んだほうが生徒のやる気が出て、自分から進んで学習塾に通うようになるでしょう。

優秀な講師の選び方

今の時代はインターネットでどこの講師が優秀だ、授業が面白い、分かりやすい、といった情報が、誰でも瞬時に検索できます。それから生徒の口コミや体験談などを確認すると、どこの学習塾のどの講師が良かったという触れ込みがあるでしょう。

もちろん良い口コミばかりではなく、悪い口コミにも耳を傾けて塾を選ぶことが大事です。より優秀な講師が在籍している塾を選ぶことが大切といえます。

まとめ