学習熟指導方法は、大きく分けて集団塾と個別指導塾に分かれます。本記事では、主に個別指導塾のメリットとデメリットを中心にご紹介します。ご自分のお子さまにはどちらの指導方法が合っているのか、塾を決めるときの参考にしていただければ幸いです。
個別指導塾とは
学習塾というと、30代以上の方の多くは、1人の先生に10人から数十人といった、まとまった数の生徒が授業を受けるスタイルを思いつくと思います。このような塾は、現在では「集団塾」と呼ばれるようになり、新しく現れた「個別指導塾」と対比されるようになりました。
個別指導塾とは、その名の通りマンツーマンでの授業や、先生1人に対して2人程度で授業を行う塾を指します。個別指導塾は年々その数を増やしつつあり、これまでの集団塾に対抗するようになっています。
集団塾ではカリキュラムが組まれ、あらかじめ授業内容が決まっていることが多いですが、個別指導塾では授業内容を、生徒あるいはその保護者の要望に応じて決定し、進めていきます。また、時間内ならいつでも生徒が授業を受けられるので、時間や期間、授業回数といった制約を受けにくいことも大きな特徴といえます。
お子さまを塾に通わせようと考えた場合、自分の子どもにはどちらの方式の塾が合っているのか、頭を悩ませることになると思います。個別指導塾、集団塾ともにそれぞれメリット・デメリットがあり、お子さまの学力や性格によっても、どちらの塾が向いているか変わってきます。また、もう1つ大きな要素としてかかる費用の違いも見逃せません。
個別指導塾のメリット
個別指導塾では、先生1人に対して2人程度の少人数で授業を行います。そこでは、授業形式で学ぶ集団塾とは異なり、柔軟性に富んだ学習方法で学べます。
個別指導塾の主なメリットは、このようなものです。
- 子ども一人ひとりのレベルに合わせて、専用のカリキュラムで学習できる。
- 好きな時間と曜日を選べるので、学校や部活が忙しくても通いやすい。
- 少人数で他の子の目が気にならないので、質問がしやすい。
- 常に先生の目があるので、分からない理由を発見してもらえる。
子ども一人ひとりの理解度に合わせて指導が進められていくため、授業について行けずに勉強が分からないことは少なくなります。
個別指導塾のデメリット
それでは、個別指導塾のデメリットとは何でしょうか。
まず挙げられることが、「集団塾に比べて授業料が高い」ということでしょう。単純に金額だけを見れば、個別指導塾は集団塾より高めです。また、先生1人に対し生徒が1人と2人の場合では、1人のほうが高くなります。
また、そのほかにも、
- 塾の都合で先生が変わることがある。
- 経験不足のアルバイト講師が多く、授業の質が低い塾がある。
- カリキュラムの調整が容易にできるため、しっかりとしたカリキュラムを考えられる先生がいるか、カリキュラムをきちんと調整できるシステムがないと、受験に失敗する恐れがある。
といった点もデメリットとして挙げられるでしょう。
集団塾のメリット・デメリット
集団塾とは、複数生徒に対して先生一人が授業を行う形式です。個別指導塾と比べた場合、次のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
- 授業料が比較的安く、授業時間をたくさん確保できる。
- プロの講師が教えていることが多い。
- 受験に対応したカリキュラムに沿って授業が進むため、必要な時期に必要なことが学習できる。
デメリット
- 授業を受ける人数が多いので、先生が一人ひとりを細かくることができない。
- カリキュラムが決まっているため、授業についていけなくなる恐れがある。
- 授業で分からないことがあっても質問がしにくい。
まとめ
個別指導塾と集団塾を比べてきましたが、費用が高い学習塾が良い学習塾だとは言い切れません。
もともと勉強が得意というお子さまであれば、しっかりしたカリキュラムに沿って学習が進められる集団塾のほうが学力向上につながる場合があります。逆に勉強が不得意なお子さまの場合、本人の学力やペースに合わせて学習できる個別指導塾が向いています。
費用が高い学習塾は、なぜ費用が高いのでしょうか。設備や施設が充実しているからなのか、防犯対策が充実しているからなのか、それとも講師のレベルが高いからなのか。費用が高い理由をしっかり見据えた上で、ご自分のお子さまに合っているかを一番に考えてあげてください。
「TIP個別指導」では、子ども一人ひとりの目標に合わせたオリジナルのカリキュラムをもとに、入塾にあたりカウンセリングを行い、お子さまの現状把握と目標設定、適した授業の進め方などを決めていきます。学習塾選びには、ぜひお子さまためになる学習方法を選んであげてください。お子さまの学習を全力でサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。
