〜休みを挟むからこその差、ここで意識を変えよう〜
玉川学園の高1・高2生は、前期の成績が9月のテストで決まります。
このスケジュール、実は他の学校と比べても少し特殊で、7月末の終業から9月初旬のテストまでの間に“夏休み”が丸ごと挟まる構成です。
ここで何が起きるか。
「夏休み中に勉強しなかった子」は、9月に入ってからテスト範囲の内容をほぼ“初見”のような感覚でやり直すことになります。
一方、「夏の間に学びを止めなかった子」は、復習を終えた状態で落ち着いてテスト準備に入れる。
同じテストなのに、スタート地点がまったく違ってしまうのです。
夏は“差がつく”というより、“差が広がる”
高1・高2は、日々の生活や部活、交友関係などが忙しくなる一方で、勉強の優先順位が下がりがちな時期です。
しかも9月のテストが“まだ先”という意識もあるため、6月~7月の勉強はつい緩んでしまいます。
でも、ここで思い出していただきたいのは、
夏休み明けに待っているテストが、前期の成績を左右すること。
内申やGPAに直結するこのテストで結果を出すには、
“夏にどれだけ学習を継続できるか”が大きなカギを握ります。
「差がつく」というより、「差が決定的になる」。
それが玉川学園の9月テストの特性です。
「忘れていること」がテスト直前に一番焦る
夏の間、学習から離れていた場合に起こるのは、
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テスト範囲が“思ったより広く”感じる
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“どこをどう復習していいか”がわからなくなる
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“時間が足りない”と感じる焦りだけが先行する
という現象です。
特に数学や英語は、一度忘れると感覚を取り戻すのに時間がかかる教科です。
そして、これが“点数に直結する”のです。
「今」少しずつ積み重ねておくことで夏が変わる
では、何をすればよいのか?
答えはシンプルです。
今のうちに、“夏を見越して勉強のリズムを整えておく”こと。
たとえば:
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テスト範囲になりそうな単元を少しずつ整理しておく
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提出物は早めに進めておく
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英単語や計算など“感覚が落ちやすいもの”は毎日継続する
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苦手単元は、7月までに一度復習しておく
この“準備の差”が、夏を左右し、9月の結果を大きく変えます。
おわりに
9月のテストは、夏の行動で結果が決まります。
「まだ先だから」「夏にやればいい」ではなく、
「今から少しずつ」が、最も確実な戦略です。
学園生活を楽しみながら、学びも止めない。
このバランスを取ることで、9月のテストも、その後のGPAも、大きく変わってくるはずです。


