町田市玉川学園に通う高校1年生、そしてその保護者の皆さまへ。
今回は「まだ高1だから…」と見過ごされがちな“進路意識”についてお話しします。
実は、高校生活の中で**一番差がつくのは“高1の過ごし方”**です。
「まだ早い」と思われるかもしれませんが、玉川学園においては**高1の夏こそが進路を意識する“最初の分岐点”**になります。
■ 冬には「文理選択」が待っています
玉川学園の高1生は、冬の三者面談で文理選択の方向性を問われることが多いです。
これまで「なんとなく」過ごしてきた生徒にとって、ここでの判断は非常に難しいものになります。
一方で、進路について早めに考えてきた生徒は、
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自分に合った学部系統
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必要な科目
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今後の対策
こういった情報を踏まえたうえで、自分に必要な学びを逆算して選択することができています。
文理選択=単なる「文系・理系」の区別ではなく、
大学進学後、そして将来の職業選択にもつながる第一歩です。
■ 指定校推薦を考えているなら、今すぐ成績に目を向けるべき
玉川学園では、指定校推薦制度を利用して進学する生徒も多くいます。
ですが、ここで大事なポイントが一つあります。
指定校推薦の対象成績は「1年〜3年の夏前」までの平均
つまり、**高3になってから頑張っても“間に合わない”**のです。
しかも、指定校推薦の枠は面談などで確認すればわかるものの、
誰でも応募できるわけではなく、条件付きで競争が発生します。
例えば──
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成績(GPA)3.8以上
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欠席・遅刻の少なさ
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提出物の評価
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各教科の履修状況や態度など
これらの条件を満たすには、高1の段階からの計画的な行動が求められるのです。
■ 成績は“今”から積み上げるしかない
玉川学園のテストは、表面上は“点数重視”ですが、英語などは小テストや提出物の内容も点数に含まれています。
つまり、「単にテストで解けるか」だけでなく、日々の学習習慣と提出物の質がそのまま成績に反映されます。
高2や高3になってから「指定校を目指したい」と思っても、
GPAが届かないから応募できなかった──というケースは、実際に毎年あります。
今のテスト、今の課題、今の提出物。
すべてが将来の進路につながっています。
■ 夏は「進路を考え、行動を変える」タイミング
夏休みは、これまでの学習を見直す絶好のチャンスです。
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定期テストの振り返り
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自分の得意・不得意の分析
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どんな学部・学科に進みたいのかのリサーチ
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成績を上げるために今後どう動くかの計画づくり
こうした動きを、今のうちから始めておくことが、後の安心感と選択肢の広がりに繋がります。
「部活を頑張ってるから勉強は二の次」ではなく、
勉強と進路を“並行して考える習慣”をこの夏から育てていくことが大切です。
■ おわりに
町田市玉川学園という環境で学ぶからこそ、進学の選択肢も豊富です。
そのぶん、早くから動いた人にこそチャンスがあるのが、玉川の特徴でもあります。
高1の夏は、「まだ1年生」ではなく「ここからがスタート」。
まずはご家庭でも、進路と成績の関係について一度話をしてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。


